
「ビワの実」を描きました
軽井沢(長野県)は寒いのでビワは出来ません
高崎(群馬県)の方から頂きました
ちょうど バンコック(タイ)から帰省していた娘は鎌倉(神奈川県)育ちなので 子供の時 木から採って楽しんだ経験があり大喜びしました
早く絵を描き上げて娘に食べさせたいと急ぎ描き始めたら 小さな蟻の行列が出来 ビワを活けたガラスを登っていきます
軽井沢生まれの蟻達は生まれて初めて知ったビワに「どうして この様に惹かれたのでしょう?」
土の中に住んでいる彼達が「どうして室内のテーブルの上にあるビワの実を見つけたのでしょう?」
描き終わったビワは娘が食べ 私はその内少しだけの実をテーブルに残し 蟻達へのプレゼントにしました
不二子






ウチの庭は出来る限り自然の儘にして置きたいので草が茂る場所は 舗装してある玄関までの通路から眺めています
「ガガイモ」の芽が伸びて来ているを見つけました
「どこから来たの?」と聞いたら
「ずっとこの土の中に種の儘
芽を出せる時が来るのを待っていたんですよ…
アンタの方こそ後から来て何を云うの!」と返されました
紫色の小さなスミレが一輪咲きました
今年は「赤いケシ」の花が随分増えています
この小さな種達は「どこから来たのかしら…」
「ミズヒキ」の葉が大きくなっています
これもどこから?…
「雑草が多くて困る」「芝生の手入れが大変…」
とかを聞くと イラッとする様になってしまいました
樹・木や草 そして虫達や鳥達にも人間と同等か
それ以上の生存権があるはずです
私は今回初めて病院に検査入院をしました
すべての生きものには 生まれる時 それを終わる時があり これを最後まで静かに過ごしたいと感じます
草一本でも生まれて来て花を咲かせる事が出来たのなら 枯れるまで ソーッとして置いてあげたいと思っているのです
不二子




