画面一杯に森の若緑 その中心に 大きな樹があり その樹のわきに 焦茶色の大きな熊 白い 小さな魚を細い枝に串して ぶらさげ 雨やどりをしている―という絵・・・ 

 この絵を 描いたのは その熊そっくりのBIG BEAR氏です

 彼が新築したアトリエのお披露目パーティーに招いて頂きました 住まいの北側に速い流れの小川があり 枕木を並べた橋を渡ると 一段高い所に新しいアトリエがあります

   アトリエの壁に提っているのは 森の日溜りに 大きなテーブルがあり その上にご馳走が並んでいて わきに犬が寝そべっている絵・・・や 海辺の白く光るテラスに 白いテーブルがあり 椅子に乗った猫が テーブルのご馳走に精一杯手を伸ばしている絵・・・空は真っ青で白い雲が浮いています

 明るいグリーン 青い空や海 そして白い家々・・・ 彼の作品はたくさん観せて頂いているけれど どれも 私の好きな絵ばかりです

 アトリエの南側 一段さがった庭に これは本物の大きなテーブルがあります テーブルの足はグリーンに塗ってあり テーブルクロスは明るいブルー それより少し濃いブルーのランチョンマットに薄く色のあるグラスが置いてあり・・・ 明るい青空に 唐松の木立が金茶色に光り・・・ 明日から寒い冬になる という今年最後の暖かな日でした

 彼は赤白格子のシャツにデニムの前掛けで 鉄板料理を作ってくださいました

 帰り際「お住まいの方も見せて」とお願いし 中に入りました「FUJICOさんに仕事場を見せようか・・」とBIG BEAR・・・そこは それまで 私が持っていた彼の印象とは 全く違う 明るいのに暗い 息苦しくなるような部屋で 壁には描きはじめたばかりの100号キャンバスが掛かっていました そのキャンバスを ジーッと見て そこから色々なことを 読み取ろうとしていたら 熊の呻き声を聞いたような気がしたのです

 



 

 家に帰り ひとりの部屋に入り 寝椅子に倒れたら それは私の呻き声だ と気付きました 今年は 春から秋にかけて 快調に飛ばすように描いてきた・・と思っていたのに・・・ 広い草原をスキップしながら 早歩きしていて 急に気付いたら すぐわきは崖だったという感じです

「描くこと」の不安が突然ハッキリと姿を現しました

 華やかだった季節を もう一度やり直したい思いを大事に抱えて 今は 次に来る春を待とうとしています 

 新しい一年の無事を祈ります(12月1日)


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更新:2007年12月2日

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