8月は、軽井沢の山野草が次ぎ次ぎと咲き、描くことに追われて過ごしました。
近くの浅間神社の境内での盆踊りは四夜続きです。
初日、夫と犬のチョコは見物に出掛けましたが、帰って来た時、チョコは目をキラつかせて興奮した様子で家の中を走り回っています。
「チョット焼き鳥を食ったんだ」
「チョコも食べたんですか?少しでしょ?」
「うん」
「あなたは何本上がったんですか?」
「一本ぐらい」
「何本買ったんですか?」
「五本」
「え――」
二夜目、お隣りの奥さんが上手な追分節を披露するというので、私も一緒に行きました。
そして、焼き鳥は五本買って、夫が二本、チョコ三本。
三晩目、また三人で出掛け、また焼き鳥五本買って、夫二本、私一本そしてチョコは二本。
最後の夜は、夫とチョコで連れ立って出て行きましたが、チョコは境内への橋を渡ろうとしなかったとか….
「なぜ?」
「焼き鳥屋は出てなかったよ。」

 


短かった夏が、急速にしぼんでしまいました。9月は、もうブドウなど実のものを描く時です。
夏のむこうの方、遠くに行ってしまったすべての始まりの季節を「もっと描いておけばよかった」と悔やむ気持ちで思い出しています。

(2002年9月1日)

 

 

 



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更新:2002年9月1日

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