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軽井沢の紅葉は、まず桜から。そして、丈の高いカラ松などはまだ濃緑なのに、森の中のうるしの葉が黄色くなり、つたうるしは、黄色から朱色に変色して・・・。急に明るくなった森の眺めに、「こんなに、うるしが多かったの?」と驚かされます。桂の木は、金色小判がさやさやと降って来そうな様子で、木の近くに行くと、「あ、桂が匂っている」
「え、どこに・・・」
「あ、匂った」
風の中にフッと幻影のように香ります。その匂いは、桂という名前からは想像しにくい、醤油と砂糖を鍋で焦がしたような匂い・・・。でも、葉を摘んで顔を近づけても、なにも匂わないのです。
緑色だった木々の葉が散る前に、こんな風に真赤や黄色に変色するのは、なぜなのでしょうか・・・。どんな説明を受けても、納得できない気持ちで毎年のことながら「紅葉は魔法だ」と思うのです。
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