4月20日、新緑が美しい鎌倉をはなれ春寸前の軽井沢に来ました。10月までまたここに住んで花の絵を描きます。

秋明菊が美しかった所に納屋が出来ていたり、大イヌフグリやコスモスを摘んだ空地に家が建っていたり、去年は真っ白の花が見事だったコブンの木が立ち枯れていたり・・・。近所で馴染みだった大きな白犬の小屋が空き屋になってしまっていたり・・・。

半年ぶりに見る風景は同じようでそれでも変わっています。時間は確実に6ヶ月経過しています。西の遠方に白く光る北アルプスの連峰を眺めていると、私の心の中にも冷たい風が吹きぬけるような感じがします。

今、春のはじまり、植物や鳥、生きものの季節のはじまりの「時」に立っていながら この夏から秋の間に失われるものを思います。今年失われる「いのち」、その時の生きている輝きをどのぐらい見つめることが出来るでしょうか。身震いする思いです。

(5月1日)

 

 



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更新:2001年5月1日

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