孫の麻衣が3歳の頃、お気に入りの質問は、「バーバ、何色が一番好き?」
 「そうねぇー、やっぱりグリーンが好きかなぁー。」
 「バーバはグリーンで、ママはブルー。パパは黒が好きでしょ。」
 「じゃあ、マイちゃんは何色が好き?」
 「マイちゃんはピンクとうす紫が好き。」
 そういう時の麻衣ちゃんは自分の色の趣味は一番だと思うらしく、とても得意そうな表情でした。

 春休みになって孫達が遊びに来るのがとても楽しみで、子供部屋を作りました。子供や孫達が使ったり作ったりしたぬいぐるみを押入れから出してゆりかごに座らせ、ママゴトのキッチンも買いました。もちろん、キッチンはピンクとうす紫のものを選んだのです。

 

 

 そのキッチンを毎日眺めていたので、頭の中がピンクとうす紫に染まってしまい、可愛らしいピンクとうす紫の花を描くことが増えてしまい、そのうえ、夏前にある展示会に出す新柄の便箋のデザインも、ピンクやヘリオトロープを使ったものを提案しました。「ペパーミントグリーンもいいなぁー」と思っているのですが、今までの私の絵とは相性がよくないのです。「今年は、明るいペパーミントグリーンを絵の中に使いこなせるようになりたいなぁー。」

 間もなく鎌倉暮らしが終わり、また軽井沢で次ぎ次ぎと溢れるように咲く花を追いかけるシーズンになります。昨年暮、軽井沢から戻った時には、じっくりと深いグリーンを描いてみようと考えていたのに、予定とはかけ離れた5か月間を過ごしてしまいました。

 現在は国外に住んでいる9歳の麻衣が、春休みになったので帰って来ました。早速子供部屋のキッチンで遊ぶ麻衣ちゃんに、「マイちゃんはピンクとうす紫が好きでしょ?」と聞いたところ、「ううん、前はそうだったけど、今はうすいグリーンが好き。うす紫はまだ好きだけど。」「・・・?」(2004年4月)

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《今月のチョコ》


 

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