3月17日、タイの地方都市ランパンに住んでいる娘が子供2人連れて帰郷しました。タイの学校は、3月16日から5月15日まで2ヶ月間一番暑い季節なので休みです。その間、2年生になる上の娘を鎌倉の小学校に体験入学させていのです。昨日は、小学校の卒業式を終えた息子のところの娘も卒業証書と卒業アルバムを持って来ました。

 孫娘2人は、庭の花を摘んで小さなビンに活ける遊びが気に入って次々可愛い小花のアレンジを作り続けます。ランの花をこまかく刻んで水の中にいっぱい入れてそこにパンジーや黄色い小花を活けたり、マーガレットの周りに鋏で細く切った葉っぱをさしたり。

 それを眺めている私の体の中の時計はいつのまにか巻き戻っています。部屋の中から遊んでいる孫たちをみているだけで私も子供になって遊んでいるような気になってきて昔の感覚が戻って来ます。

 このごろ、絵を描くことが「仕事」になってしまっていて、「楽しんで描く」というもっとも基本にあるべきことを忘れていたなぁ―とか、私の廻りにあるもの、美しいものをみているようでチャントみてはいないなぁ―などと思いました。

 娘が来たことでほかの子供たちもなんとなく集まって来ることが多くなり、私は「みんなの食事を作ること」に時間を取られています。

 老夫婦2人だけの暮らしがもう何年にもなり、生活の基本にある「楽しんで食べる」ことも忘れがちになっていて、「もう料理なんて出来なくなってしまった」、「何を作ったら良いか思い付かなくなってしまって・・・」などと嘆いていたのですが、やればやはり出来るのです。

 あれこれ重たいほどの食料品を買い込んで来て「食べるもの」を作っていると体に活気が戻ります。(2002年4月1日)

次へ▼



トップ(Index)へ戻る▼